ソルダーレジストの塗布方法

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この記事では、ソルダーレジストの塗布方法について紹介致していきたいと思います。

ソルダーレジストには重要な役割があります。目的としては、基板のパターンの絶縁と保護、防塵、銅箔部分の酸化防止、余計なハンダが付着することを防ぐことなどが挙げられます。

参考記事:基板はなぜ緑色なのか?

ソルダーレジストの塗布方法には主に3パターンの方法があります。

カーテンコーター

レジストインクをスリットから吐出させ、カーテン状となったインクに、ベルトコンベアで搬送された基板がカーテンを通過することで塗布する方法。

スクリーン印刷

スクリーン印刷機にてスクリーン版を用い、レジストインクをスキージで基板に加圧しながら印刷する方法。

スプレーコーター

レジストインクをノズルでミスト状に噴出させ基板に塗布する方法。

エアスプレー、超音波スプレー、静電スプレー方式などがあります。

近年では、インクジェット印刷機を使用したソルダーレジスト塗布方法もあります。小ロット・精密パターン塗布に対応し、材料のロスを最小限に抑える事ができます。

レジストインク塗布後は、インクを硬化(熱硬化やUV硬化)させることで、レジストとしての役割をもたせます。

参考記事:プリント基板の製造方法って?

ここで説明した用途とは少し変わってきますが、アロー産業では、UV-LEDの光による劣化を防ぐためのレジストも取り扱っております。紫外光で基板表面やコネクタなどの部品が劣化する現象に対してUVレジストを塗布することで防ぎます。


アロー産業で開発しているUV高反射レジストに関してのお問い合わせ、サンプル基板などのお問い合わせもお待ちしております。