紫外線(UV光)の活用2
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皆さんこんにちは。
当社ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
前回に引き続き、紫外線(UV)についてご紹介します。
今回は、UVの中でも殺菌用途に焦点を当ててお話しします。
紫外線による殺菌利用
医療機関や各種施設では、理美容器具や医療器具を紫外線照射装置(UV殺菌装置)で処理している場面を目にすることがあります。
また、ご家庭でも水槽の苔発生抑制を目的としてUVランプが使用されるなど、紫外線による殺菌技術は比較的身近な存在です。
これらの用途では、紫外線の中でもUV-C領域の波長が使用されます。
UV-C波長と殺菌メカニズム
UV-C領域では、特に265nm付近が殺菌効果の高い波長として知られています。
この波長の紫外線は、細菌やウイルスが持つ核酸(DNA・RNA)に吸収されやすく、遺伝子構造を損傷させることで増殖を抑制します。
照射強度や照射時間を適切に管理することで、対象となる微生物に対し高い不活化効果を得ることが可能です。
この特性から、UV-Cは医療、産業、空間衛生分野において重要な技術として位置づけられています。
UVランプからUV-C LEDへ
近年、従来の水銀ランプに代わり、UV-C LEDを用いた殺菌モジュールの開発・実用化が進んでいます。
UV-C LEDは、
・水銀フリー
・瞬時点灯
・装置の小型化が可能
といった利点を持つ一方で、課題も明確です。
UV-Cは有機材料への影響が大きく、
・プリント基板材料
・ソルダーレジスト
・封止材
など、実装材料の耐紫外線性が設計上の重要ポイントになります。
さらに、UV-C LEDは発光効率が低く、発熱量が大きいため、放熱設計が製品寿命と安定性を左右します。
金属基板による放熱設計の重要性
当社は、アルミ基板・銅基板などの金属基板を主力製品としており、
UV-C LED搭載用途においても、放熱性を重視した基板設計をご提案しています。
金属基板の高い熱拡散性を活用することで、
・LED温度上昇の抑制
・光出力の安定化
・長寿命化
に貢献することが可能です。
また、セットメーカー様の使用環境や構造条件に応じて、
基板構成・材料選定・放熱設計についても具体的なご提案を行っています。
UV-Cを用いた殺菌装置やモジュールの検討を進められているお客様に対し、
当社は基板製造の立場から、実用を見据えた技術支援を行ってまいります。
ぜひ、当社ホームページ内の金属基板関連ページもあわせてご覧ください。
次回も、プリント基板と光源技術に関する話題をお届けします。
どうぞお楽しみに。
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