メタルベース片面基板



メタルベース基板

メタルベース片面基板は、高い放熱性能を持つ銅やアルミニウムのメタルベースに、絶縁層と銅箔を積層して形成されたプリント基板です。
この基板は、1W〜10W/m・Kの熱伝導率を持つ絶縁シートの中から最適なものを選択し使用することが可能です。

表面実装技術(SMT)を活用して、LED、電力変換器、自動車部品、工業用電子機器、高速通信機器など、幅広い分野で利用されています。
メタルベース片面基板の優れた熱伝導性により、高温下で発生する熱を迅速に拡散させることができます。これにより、部品の寿命を延長させることが可能になります。
加えて、この基板は高い剛性と耐振動性を備えており、機械的な応力にも強いため、信頼性の高い基板としての評価を受けています。
特に、ガラスエポキシ基板からの置き換えや、LEDやハイパワー半導体の熱対策として、その効果を発揮します。


メタルベース片面基板2
銅ベース片面基板
メタルベース片面基板1
アルミベース片面基板

特長と利点

高度な放熱性能: メタルベース(特に銅やアルミニウム)は、熱伝導率が高く、基板上で発生する熱を素早く拡散させることができます。
これにより、部品の過熱を防ぎ、性能の劣化や故障のリスクを軽減します。
機械的強度と耐振動性: 高い剛性と耐振動性を持つため、機械的なストレスが大きい環境でも使用することができ、製品の信頼性を高めます。
熱伝導率の選択肢: 1W〜10W/m・Kの範囲で熱伝導率を持つ絶縁シートから選ぶことができ、用途に応じた最適な熱管理を実現します。

用途の広がり

LEDモジュール
LED照明やディスプレイにおける効率的な熱管理が可能です。メタルベース基板はLEDの寿命を延ばし、性能を維持します。

電源モジュール
スイッチング電源など高効率運用時に発生する大量の熱を効果的に管理し、電源の安定性を保ちます。

車載モジュール
自動車電子機器の厳しい環境下での信頼性を向上。メタルベース基板により、耐久性と性能を強化します。

工業用電子機器
機械的ストレスや高温環境が常に存在する工業分野でも、高い性能を維持可能です。

高速通信機器
データの高速伝送に伴う熱問題を解決。メタルベース基板を使用することで、効率的な熱管理が可能となり、通信性能の低下を防ぎます。

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