配線ルール

配線ルール(PCB Design Rules)とは、信頼性の高い回路を設計・製造するために定められた配線やパッド、ビアなどの設計基準のことです。
これらのルールを遵守することで、電気的な誤作動や製造不良を防ぎ、安定した品質の基板を実現できます。

主な配線ルールには、以下の要素があります。

トレース幅(Line Width)
電流容量に応じて設定されます。流れる電流が大きいほど、トレース幅を広くする必要があります。

トレース間隔(Line Spacing)
隣接する配線の間隔を指します。間隔が狭いとショートやクロストークの原因になります。

パッドサイズ(Pad Size)
部品を実装するための接点の大きさです。小さすぎると、はんだ付け不良や接触不良を引き起こします。

パッド間隔(Pad Pitch)
隣り合うパッド間の距離を指します。間隔が狭すぎると、部品の取り付けやはんだ付けが困難になります。

プレーン(Plane)
電源やグラウンドなどに使用される広い銅箔領域です。十分な面積を確保することで、電圧降下や発熱を抑えられます。

ビア(Via)
層間を導通させるための穴で、トレースよりも小さく設計されます。信号経路を確保し、配線密度を向上させます。

シルクスクリーン(Silkscreen)
部品番号や位置情報などを印字する層です。トレースやパッドと重ならないように配置する必要があります。

これらの設計ルールを守ることで、電気的信頼性・実装性・製造性のバランスを取った高品質なプリント基板設計が可能になります。

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