紙エポキシ基板

紙エポキシ基板(Paper Epoxy Board)とは、紙基材にエポキシ樹脂を含浸させ、加熱・圧縮して成形したプリント基板材料です。
紙フェノール基板よりも高い耐熱性・耐水性・電気特性を持ち、コストと性能のバランスに優れた基板として広く利用されています。

この基板は、加工性が良く、ドリル穴あけや切削が容易なため、量産にも適しています。
また、耐衝撃性や寸法安定性にも優れており、長期にわたって安定した動作が可能です。

紙エポキシ基板は、主に単面基板や両面基板として使用されます。
銅箔を貼り、その上にパターンを形成して電気回路を構成します。
銅箔厚や基板厚、配線幅を調整することで、目的に応じた電気特性を得ることができます。

用途としては、家電製品、通信機器、医療機器、車載電子部品などが挙げられます。
さらに、環境に優しい素材構成で、リサイクル性や環境負荷低減にも寄与します。

紙エポキシ基板は、低コスト・高信頼性・安定性を兼ね備えた万能基板として、現在でも多くの産業分野で採用されています。

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