積層プレス

プリント基板における積層プレス(Lamination Press)とは、複数の薄い基板(コア材やプリプレグ)を高温・高圧で圧着し、一体化させる加工方法です。
この工程によって、複数の回路層をひとつの基板としてまとめることができ、高密度配線や多層構造の実現が可能になります。

積層プレスでは、まず各層の導体パターンを形成した後、それらをプリプレグ(接着性を持つ半硬化材)と交互に積み重ねます。
その後、プレス機で一定の温度・圧力・時間条件をかけて圧着し、層間を完全に接合させます。

この方法で作られた多層基板は、高い剛性・耐久性・信頼性を持ち、高速信号伝送や高周波特性にも優れています。
そのため、コンピューター、通信機器、自動車電子機器など、高性能が求められる分野で広く採用されています。

積層プレスは、基板製造の中でも特に精密な温度管理と圧力制御が求められる工程であり、高度な製造技術が不可欠です。

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