Tg(ガラス転移温度 )
Tg(ガラス転移温度 / Glass Transition Temperature)とは、樹脂材料が硬質(ガラス状)から軟質(ゴム状)へ変化する温度を指し、
プリント基板材料の耐熱性を評価する代表的な指標です。
この温度を超えると、樹脂の分子運動が活発になり、機械的強度・寸法安定性・絶縁特性が低下します。
そのため、Tgが高い材料ほど熱変形や層間剥離、はんだリフロー熱への耐性に優れています。
一般的なFR-4基板ではTgは130〜180℃程度で、高Tg材(170℃以上)は高温環境や多層・高密度基板に使用されます。

