電子回路関連の略語について
新型コロナウィルスの感染拡大は留まる事を知らず長い戦いとなってしまいそうですが、この記事を読まれている皆様にとって息抜きになればと願っております。
世の中にはありとあらゆるアルファベット略語で溢れてかえっております。
この電子回路業界においてもご多分に漏れず、多くのアルファベット略語が使われております。
AOI、BGA、COB、SMT……
並べてみると、まるでDAIGOさんにでもなった気分です。
ググれば分かりやすい解説はすぐに出てくるかと思いますので、ここでは私なりに解釈した表現で表記させていただきます。
AOI…あれ? 俺より いい検査するぞ
BGA…ボヤボヤするな ゴチャゴチャした アイシー(IC)は大変なんだ
COB…ちょっと 億劫になる 部品載せ
SMT…さあて もう 手載せしなくて済むぞ
これらを覚えておけば、電子回路関連の各種資格試験も一発合格です。(嘘です)
駄文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
せっかくですので、上記の用語の正しい意味も書いておきます。
AOI…Automated Optical Inspection(自動光学検査)
自動で基板の外観検査を行ってくれる優れもの。
関連記事:自動検査機の基板検査について
BGA…ball grid array
ICの一種で、パッケージ底面に半田ボールを格子状に並べた端子を持ったパッケージ基板のこと。
手動による半田付けが出来ず、実装難易度も高くリワーク・リペアが難しいICパッケージ。
COB…Chip On Board
ICチップを基板上に直接実装し、ワイヤーボンディングやフリップチップ実装で回路パターンとICチップを接続させる工法。
SMT…Surface Mount technology (表面実装)
ソルダーペーストをパット上に印刷し、部品のマウント工程を経て、リフロー炉でソルダーペーストを溶融させ部品実装をします。
最もポピュラーな機械実装の一つ。
何かと大変なご時世ですが、何とか皆様とご一緒に乗り切っていきたいですね。