紫外線(UV光)の活用2

皆さんこんにちは。新型ウィルスの影響で活動の自粛を余儀なくされている中、当社ホームページへようこそおいでくださいました。
日々を離れてホンの束の間、お寛ぎ頂ければ幸いです。

前回に引き続き、紫外線に少し触れてみます。

UV樹脂硬化用途以外にも、殺菌、滅菌、空気清浄、治療利用と利用方法があることは前回お伝えしましたよね。
今回はその中でも殺菌について取り上げてみたいと思います。

病院や施設に入ると、理容器具や治療用器具を紫外線ランプボックスという殺菌装置で殺菌している光景を見ることがあります。
ご家庭においても、観賞用として水槽をお持ちの方などは苔発生防止用のUVランプをご使用されていたりもします。
これらは紫外線の中でもUV-C領域の波長を使用しているそうです。

UV-C領域の中でも265nmと185nmの2波長が注目されているようです。
このUV波長が細菌細胞の遺伝子である核酸のDNAを損傷させることで遺伝子配列にエラーを誘発させ、細胞分裂を阻止し死滅させるそうです。
この紫外線照射量をコントロールする事で、特定の細菌に対して効果を上げれるようです。
そうなると今後のウィルス対策にも効果が期待されますね。

実は、紫外線ランプに置き換えてUV-CのLEDを搭載したモジュールの検討・試作が活発に動きつつあります。
課題は多いと考えられます。上述の通り有機物に対しダメージが大きいからです。
UV-CのLEDが実装されるプリント基板材料並びにレジストインクも主に有機材料から出来ているからです。
製品情報:UV高反射レジスト基板
又、更なる放熱性を求められることになるでしょう。


当社はホームページでもご紹介の通り、金属基板に注力しております。この金属基板の放熱性を活用して、UV-Cを搭載し殺菌を検討しておられるユーザー様へご協力出来る様、活動して参ります。
また、セットメーカー様のご使用環境に対応した基板構造を提言しながら当社も全力で協力して参ります。
今一度、ホームページをご拝読いただけます様、お願い申し上げます。

次回もお楽しみに。

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