表面実装方式

プリント基板における表面実装方式とは、電子部品を基板の表面に直接実装する方法のことです。
この方法は、従来の通孔実装方式に比べて実装密度が高く、小型化が容易であるため、現代の電子機器に広く採用されています。

表面実装方式には、以下のような種類があります。

1. SMD (Surface Mount Device) 実装方式
SMD実装方式は、電子部品の足を基板の表面に直接半田付けする方法です。
この方法は、基板の表面積を有効に利用できるため、実装密度が高く、小型化が容易です。
また、自動実装機による高速実装が可能であるため、大量生産にも適しています。

2. COB (Chip On Board) 実装方式
COB実装方式は、基板上にチップ型の電子部品を直接実装する方法です。
この方法は、実装面積を最小限に抑えることができるため、超小型化が可能です。
また、基板と電子部品の接続が短くなるため、信号伝送の速度が向上します。

3. CSP (Chip Scale Package) 実装方式
CSP実装方式は、COB実装方式と同様にチップ型の電子部品を直接実装する方法ですが、基板上に実装される部品のサイズが小さく、チップのサイズに近いものです。
この方法は、COB実装方式よりも実装密度が高く、信号伝送の速度が向上します。

以上のように、表面実装方式は、実装密度が高く、小型化が容易であるため、現代の電子機器に広く採用されています。
また、自動実装機による高速実装が可能であるため、大量生産にも適しています。

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