ファインピッチ

プリント基板におけるファインピッチとは、基板上の電子部品や配線のピッチ(間隔)が非常に狭いことを指します。
一般的に、ファインピッチと呼ばれるのは、0.5mm以下のピッチを持つ基板を指します。

ファインピッチの採用により、基板の小型化や高密度化が可能となります。
また、高速・高周波の信号伝送にも適しており、高速データ通信や高速処理を必要とする機器に多く採用されています。

しかし、ファインピッチの採用には、製造工程の難易度が高くなるという問題があります。
特に、配線の間隔が狭いため、配線の誤差や接触不良が起こりやすくなります。
そのため、製造工程において高い精度が求められます。

また、ファインピッチの採用には、部品の実装にも影響を与えます。
部品の実装には、高度な技術が必要となります。
特に、BGA(Ball Grid Array)などの部品は、実装が非常に難しく、高度な技術が必要となります。

以上のように、ファインピッチは、基板の小型化や高密度化、高速・高周波の信号伝送に適していますが、製造工程や部品の実装には高度な技術が必要となるため、注意が必要です。

前の記事

ファインパターン

次の記事

フィディシャルマーク