酸洗

プリント基板における酸洗とは、基板表面に付着した不純物や酸化物を取り除くために、酸性溶液を用いて行う洗浄作業のことです。

酸洗の主な目的は、基板表面の汚れを取り除くことによって、基板表面の導電性を向上させることです。
また、基板表面に付着した不純物や酸化物を取り除くことによって、基板表面の信頼性を向上させることもできます。

酸洗には、主に塩酸や硝酸などの酸性溶液を使用します。
酸性溶液に基板を浸漬することで、基板表面に付着した不純物や酸化物が溶解し、洗浄されます。
酸洗後は、水洗いを行い、酸性溶液を完全に除去します。

酸洗は、プリント基板の製造工程において非常に重要な作業であり、基板表面の品質を向上させるために欠かせない作業です。
しかし、酸性溶液は強い腐食性を持っているため、作業時には十分な安全対策を講じる必要があります。

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