絶縁抵抗

プリント基板における絶縁抵抗とは、基板上の導体間や導体と基板の間の絶縁材料によって形成される絶縁層の抵抗値のことを指します。
絶縁抵抗は、電気回路の安定性や信頼性に大きく影響を与える重要な指標であり、高い絶縁抵抗を持つ基板は、電気的ノイズや漏電を防止することができます。

絶縁抵抗は、一般的にメガオーム単位で表され、測定には高抵抗計を使用します。
また、絶縁抵抗は温度や湿度などの環境条件によっても変化するため、設計や製造時にはこれらの要因を考慮して適切な絶縁材料を選定する必要があります。

絶縁抵抗が低い場合、電気的ノイズや漏電が発生し、回路の動作不良や破損、火災などの危険性があります。
そのため、プリント基板の設計や製造においては、絶縁抵抗の高さを確保することが非常に重要です。

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