サーマルビア

プリント基板におけるサーマルビアとは、電気的に接続された複数の層の間に設けられた穴のことです。
これらの穴は、電気的な接続だけでなく、熱の伝導も行うため、高密度な配線が行われる場合には、熱の分散を効果的に行うことができます。

また、サーマルビアは、電源やグランドプレーンといった大きな電流が流れる場合にも、熱の分散を効果的に行うことができます。
これにより、プリント基板の温度上昇を抑え、信頼性の高い回路を実現することができます。

サーマルビアは、穴の直径や配置、数などを適切に設計することで、効果的な熱の分散を実現することができます。
また、穴の形状や位置を工夫することで、電気的なノイズの低減や、信号の伝送特性の改善などの効果も期待できます。

前の記事

コンポジット基板

次の記事

サーマルランド