インダクタ

プリント基板上に実装されるインダクタは、電気信号の周波数特性を制御するために使用されます。
インダクタは、コイル状の導体で構成され、電流が流れると磁場を発生させます。
この磁場によって、インダクタに流れる電流が変化するときに、電圧が誘起されます。
この現象を利用して、インダクタは周波数特性を制御することができます。
具体的には、高周波数ではインダクタのインピーダンスが大きくなり、低周波数ではインピーダンスが小さくなります。
また、インダクタは直流電流を遮断することができるため、直流電源のノイズを除去するためにも使用されます。
プリント基板上に実装されるインダクタは、小型化されたものが多く、高周波数での動作に適した設計がされています。

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